我が家のキッチン

我が家のキッチンを紹介します。イタリア・サルバラーニ社のシステムキッチンです。職人が2ヶ月かけて制作した、家具のようなキッチンです。「アントニオ」と命名しました。
男性的でシンプル。頑丈で見た目はちょっと気取ったところがあるけれど、とても使いやすくて機能的です。リフォームしてから4年の月日が流れましたが、古さも飽きもこない、スッキリとした美しいキッチンです。
ベースキャビネットは黒茶、ワークトップはマロングラッセ色(さすがイタリア人。色のこだわりがこのネーミングに現れています)、そしてバニラ色の戸棚。キッチンのタイルもイタリア製で、北イタリアの細い路地を思い起こさせます。

キッチンの良し悪しが料理に反映されるかどうかは分かりませんが、そこに立つ人間の精神状態を変えることだけはたしかで、どんなに忙しくバタバタしていても、キッチンに立つと心が落ち着き、雑音が聞こえなくなり、料理に一心に打ち込むことができます。

この写真は友人のF氏が、執筆中の料理本のために撮ってくれた1100枚の中の1枚。彼が撮る写真は独特の空気感と奥行き、静寂さとシャープさがあります。いつもありがとう、Fさん。感謝しています〜。